——避けがちな「お金の話」、その心理的な理由をやさしく考えます。

こんにちは、コサツくんです。
「それ、いくらだったの?」「割り勘にしようか」「お給料どのくらい?」
…そんな話題になったとき、なんとなく場の空気がピリッとすること、ありますよね。
別に悪いことを聞いているわけでもないのに、どこかで“タブー”のように感じてしまう「お金の話」。
今回は、なぜ私たちは“お金の話になると気まずく感じるのか”を、やさしくひもといてみます。
お金の話=なんとなく避けたい、の正体
お金って、生活に欠かせないものですよね。だけど、誰かと“お金の話”をするとなると、急にモゾモゾした気分になる。
それはなぜかというと、お金の話には「比べられる」要素や「価値観の違いが出やすい」ポイントがたくさんあるからなんです。
比べられる・比べてしまう
たとえば「収入」「貯金額」「使い方」など、お金に関する話題って、自分と相手を比べやすいんですよね。
- 自分の方が少なかったら「恥ずかしい」
- 多かったら多かったで「ひかれるかな…」
- 相手が浪費家だと「ちょっと価値観合わないかも」
そんな風に、話す側も聞く側も“自分の立ち位置”を意識してしまうから、気まずくなることがあるんです。
お金は「生き方」がにじむ話題だから
実はお金の使い方には、その人の価値観・育ち・性格が自然と出てくるんです。
たとえば「旅行にお金を使う派」と「将来のために貯金する派」では、根本的な考え方が違いますよね。
お金の話って、そういう“人生の優先順位”みたいなものがにじむので、ちょっとした意見の違いが衝突になりやすいんです。
「お金の話=いやしい」という刷り込みも
子どもの頃に、「お金のことを人前で話しちゃダメ」と言われた経験、ありませんか?
実は日本では、昔から「お金の話をするのははしたない」とされる文化が強いんです。
そうした無意識の思い込みもあって、大人になっても「お金の話=ちょっと下品」「ガツガツしてると思われそう」みたいな気持ちが根づいているんですよね。
気まずさをやわらげるヒント
お金の話題がタブーになりやすいのは仕方ないこと。
でも、話し方や関係性によっては、もっとやわらかく話せることもあります。
たとえば…
- 相手をジャッジしない(「そんなに使うの?」とか言わない)
- 自分の話を先にちょっとだけ出してみる(「最近、貯金がんばってるんだ」など)
- プライベートすぎる部分には無理に立ち入らない
このあたりを意識すると、お金の話題でも“会話”として楽にできる範囲が広がっていきます。
まとめ
お金の話って、ちょっとしたことで「気まずいな」って空気になりますよね。
でもその理由は、「比べられるのがイヤ」「価値観の違いが出やすい」「育ちの刷り込み」など、ちゃんと心理的な背景があるんです。
無理に避けすぎなくても大丈夫。
ちょっとだけやわらかく話せたら、心の距離もぐっと近くなるかもしれませんよ。
コメント