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“自虐ネタばかり話す人”の本音

“自虐ネタばかり話す人”の本音 対人関係/社会的立場
この記事は約3分で読めます。

──笑いの裏にある本当の気持ちとは?

コサツくん
コサツくん

こんにちは、コサツくんです。

「どうせ私なんて」「あ〜またミスった。ポンコツですわ〜」

そんな“自虐ネタ”を連発する人。場を和ませるために笑いをとっているようで、見ていて少し心がざわつく。

なぜ彼らは、自らを下げることで会話を成り立たせようとするのか?

笑いの奥に潜む、その人の“心の叫び”に、今回はそっと耳を傾けてみたい。

自虐は「安全な笑い」の手段

自虐ネタは、誰も傷つけない笑いとして重宝されやすい。

他人をイジるのではなく、自分をオチにすることで、場の空気を和らげようとする。

とくに、初対面や緊張感のある場では、

「私こんなダメ人間なんで〜」と先に自分を下げることで、相手に安心感を与える。

つまり、自虐はある意味「社交スキル」のひとつとも言える。

「先に自分を下げる」防衛本能

しかし、頻繁に自虐ばかりを口にする人には、

もっと深い心理が隠れていることがある。

それは──

「どうせ誰かに否定されるくらいなら、先に自分で自分を否定しておこう」

という、防衛的な発想だ。

期待されるのが怖い。

「すごいね」と褒められて、もし失敗したら…

そんな恐怖から、あえてハードルを下げるために“自虐”を使う。

笑っているように見えて、内心は必死に自分を守っているのだ。

自虐が“常套句”になる危うさ

何気ない口ぐせのように「私ってバカだから〜」「またダメだった〜」と繰り返す人もいる。

それが習慣化してしまうと、無意識のうちに自己評価を下げ続ける言葉のループに陥ってしまう。

  • 本当は褒めてほしい
  • でも認められるのが怖い
  • だから先に笑いにしてごまかす

そんな矛盾した心の動きの中で、本人も苦しんでいることが多い。

“笑い”の形を見直すとき

自虐によって場が和むこともあるが、

それが「いつも自虐ばかり」に偏ってしまうと、周囲からも“自己肯定感の低い人”と見られてしまう。

そして、「本気で信頼してもらえない」という結果につながることもある。

たとえば、

  • 頑張ってるのに「私は使えないですから〜」と自虐してしまう
  • 結果、周囲も「じゃあこの仕事は別の人に頼むか」となってしまう

といったように、自己イメージがそのまま評価に直結してしまう危うさがある。

自虐ばかり話す人への向き合い方

もし身近に“自虐ネタ”を連発する人がいたら、

「そんなことないよ!」と否定するよりも、そっと気づいてあげることが大切だ。

  • 「本当はもっと頑張ってるよね」と心の中で認めてあげる
  • 無理に突っ込まず、別の話題に切り替えて空気を変える
  • 何気ないときに、本人の“強み”をちゃんと伝える

表面的な笑いの奥にある「本音」は、案外繊細で不器用だったりする。

まとめ:笑ってごまかす、心のSOS

“自虐ネタ”の裏にあるのは、

「どうせ私なんて…」という思い込みと、

誰かに受け入れてもらいたい気持ちのせめぎ合い。

笑っているからといって、心が笑っているとは限らない。

だからこそ、その笑いを“ただのネタ”として片づけるのではなく、

「なぜこの人は、自分を下げ続けるんだろう?」と、少しだけ思いを寄せる視点が、

人間関係をやさしくするかもしれない。

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