
こんにちは、コサツくんです。
「ちょっと相談があるんだけど……」
そう言われて真剣に話を聞き、丁寧にアドバイスをしたのに、なぜか全く聞き入れてもらえなかった。
そんな経験はありませんか?
相談してくるのに、アドバイスは聞かない人。
実はこの行動、気まぐれでも失礼でもなく、人間の心の仕組みが深く関係しています。
今回は、そんな人たちの心理をやさしく人間考察していきます。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人とは?
相談してくるのにアドバイスを聞かない人とは、
悩みや不満を打ち明けてくる一方で、
- 助言をしても「でも」「それは違う」と否定する
- 結局いつも同じ行動を繰り返す
- 何も変えないまま、また同じ相談をする
こうした特徴を持つ人のことを指します。
一見すると矛盾した行動に見えますが、
本人の中ではちゃんと理由があるのです。
本当は「答え」ではなく「共感」が欲しい
多くの場合、このタイプの人は解決策を求めていません。
欲しいのは、
- 「それはつらかったね」
- 「よく頑張ってるよ」
といった共感や理解です。
アドバイスをされると、「わかってもらえなかった」と感じてしまうこともあります。
自分の考えを否定されたくない
アドバイスは、ときに
「今のやり方は間違っている」
と聞こえてしまいます。
そのため、防衛反応として
「でも」「だって」と反論してしまうのです。
これはプライドというより、心を守るための行動でもあります。
決断する責任を負いたくない
アドバイスを受け入れるということは、
「自分で決めて行動する」ことになります。
失敗したときの責任を考えると、
動かないほうが安心なのです。
相談している間は、まだ“悩んでいる状態”でいられますからね。
悩んでいる自分に慣れてしまっている
長く同じ悩みを抱えていると、
その状態が当たり前になってしまうことがあります。
変わることよりも、
「今のままでいる安心感」を無意識に選んでいるケースも少なくありません。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人の体験談
たとえば、職場の人間関係について何度も相談してくる人がいます。
「上司が合わなくて…」と毎回同じ話。
改善策を提案しても、
- 「それは無理」
- 「でも私が悪いわけじゃないし」
と受け入れません。
けれど、その人は決して解決したくないわけではなく、
ただ「つらい気持ちを聞いてほしい」だけだったのかもしれません。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人の人間考察
人は必ずしも、合理的に生きているわけではありません。
とくに悩みの渦中にいるときほど、
- 正解より安心
- 解決より共感
を求めがちです。
相談=アドバイスだと思ってしまうと、
聞く側も疲れてしまいます。
「この人は今、答えが欲しいのかな?」
それとも
「ただ話したいだけなのかな?」
そう考えるだけで、人間関係は少し楽になります。


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