テレビアニメ『ポケットモンスター』第8シリーズに登場する「六英雄ポケモン」は、100年前に伝説のポケモンルシアスと共に冒険を繰り広げたポケモンたちです。
主人公リコの父、アレックスが描いた絵本によると、これらのポケモンはそれぞれ「黒いレックウザ」、「空を翔けるポケモン」、「傷を癒すポケモン」、「大地を走るポケモン」、「壁を砕くポケモン」、「海を渡るポケモン」として知られています。
第25話では、リコの祖母ダイアナがこれらのポケモンの正体を明らかにし、伝説のポケモンと一般のポケモンが含まれることが分かります。
各ポケモンのユニークな特徴や物語における重要な役割について詳しく解説します。
テレビアニメ『ポケットモンスター』(第8シリーズ)の「6英雄ポケモン」
テレビアニメ『ポケットモンスター』(第8シリーズ)に登場する「6英雄ポケモン」について説明します。
これらのポケモンは、100年前にルシアスとともに冒険したポケモンたちです。
主人公リコの父・アレックスが描いた絵本によれば、6匹のポケモンは次のように説明されています。
- ルシアスに従う黒いレックウザ
- 空を翔けるポケモン
- 傷を癒すポケモン
- 大地を走るポケモン
- 壁を砕くポケモン
- 海を渡るポケモン
第25話の終盤で、主人公リコの祖母ダイアナの言葉から、これら6匹のポケモンの正体がすべて明らかになります。
伝説のポケモンと一般のポケモンが含まれており、それぞれが特別な姿や特徴を持っています。
例えば、オリーヴァは巨木のような体を持ち、ラプラスは「心優しい」とされるイメージとは裏腹に荒々しい風貌です。
ダイアナは、これら6匹のポケモン全てに出会うことで、共にルシアスと旅をしたポケモンが本来の力を取り戻すと考えています。
第32話では、ラプラスと心を通わせることに成功しましたが、エクスプローラーズとの黒いレックウザを巡るトラブルにより、ブレイブアサギ号の修理のためにパルデア地方に一時的に滞在することになり、黒いレックウザと残る2匹のポケモンの捜索は一時的に保留されています。
黒いレックウザ
黒いレックウザは、本シリーズの重要なポケモンで、100年前にルシアスと共に冒険をしていた「てんくうポケモン」です。
ルシウスの最強の相棒ポケモンとされる。
ガラル地方やパルデア地方などの上空を飛んでいることが多々ある。
登場シーン
第6話では、ロイの祖父が子供のころに拾ったいにしえのモンスターボールが、リコが祖母からもらった「はじまりのペンダント」に反応して黒いレックウザが出現します。
しかし、その直後に「りゅうせいぐん」を放つなどして暴れ、どこかへ去ってしまいました。
リコはその様子を「怒っている」と感じましたが、詳細は不明です。
黒いレックウザは「会えるかどうかわからない伝説のポケモン」であり、さらに色違いであるため、スピネルは当初その存在を信じていませんでした。
前作の主人公にとってのホウオウのような存在で、ストーリーに深く関わる重要なポケモンと考えられています。
また、黒いレックウザの姿は半透明で七色に輝いており、テラスタルとの関係性が疑われています。
いにしえのモンスターボールから「黒いレックウザ」が登場すると、ネット上では驚きの声が上がりました。
「まさかあの中身が黒いレックウザだったとは!」や「新アニポケで黒いレックウザが出てくるとはクライマックスすぎる!」といったコメントが寄せられました。
第10話では、ボウルタウンのジムリーダー・コルサが「黒龍に睨まれたキマワリ」を制作する際に、黒いレックウザの迫力に圧倒されスランプに陥りました。
コルサによれば、黒いレックウザは「森のオリーヴァと共鳴していた」とのことです。
第20話では、エンジンシティのジムリーダー・カブがガラル鉱山に向かうのを目撃された後、ガラル地方各地で黒いレックウザの目撃情報が上がりました。
第32話のラストでは、ラプラスと出会ったリコたちの前に黒いレックウザが現れますが、テラパゴスと関係が深いと考えられるエクスプローラーズに狙われ、アメジオとの戦闘が始まります。
テラパゴスがテラスタルフォルムで攻撃を防ぐも、短時間で姿を消し、その後の動向は不明です。
ダイアナは、六英雄の半分以上が集結したタイミングで姿を現したのだと推測しています。
黒いレックウザ、ノブナガのパートナーとしても登場!新アニメ『ポケモン』でのW主人公リコとロイの冒険
黒いレックウザは、ニンテンドーDSのゲーム『ポケモン+ノブナガの野望』でも登場しており、ここでは織田信長をモデルにしたキャラクター「ノブナガ」のパートナーポケモンとして知られています。
1997年4月から放送が始まったアニメ『ポケットモンスター』は、主人公サトシが相棒のピカチュウと共にマサラタウンから旅立ち、多くの仲間たちと出会い、バトルを通じて「ポケモンマスター」を目指す物語でした。
現在の新シリーズでは、主人公がサトシ&ピカチュウから交代し、W主人公のリコとロイがポケモン世界全体を舞台にした冒険を繰り広げています。
リコとロイは、ニャオハ、ホゲータ、クワッスをはじめとするたくさんのポケモンたちと共に、大切な何かを「見つける」ストーリーが展開されているのです。
ポケモンSV レックウザの出現手順
- 藍の円盤のエンディングを見る
伝説ポケモンを捕まえるには、まず藍の円盤のエンディングを迎える必要があります。
- おやつおやじに話しかける
サークルミッションをクリア後、エントランスにいるおやつおやじに話しかけます。
おやつをもらえるので、「レックウザのおやつ」を受け取ると、レックウザが出現するようになります。
おやつおやじから出現場所のヒントも得ることができます。
- ヒントを元に出現場所へ向かう
おやつおやじからもらったヒントを参考に、パルデア地方の出現場所へ向かいます。
レックウザの出現場所はパルデアの大穴付近で、南3番エリアからアクセスするのが便利です。
巨大オリーヴァ
巨大オリーヴァは、「傷を癒すポケモン」として知られる「オリーブポケモン」です。
パルデアの森に生息しており、通常のサイズ(約1.4メートル)を大きく超えた個体です(おそらくぬしポケモンの一種)。
首にはロイが持ついにしえのモンスターボールを着けています。
主な登場シーン
「リコとロイの旅立ち」編で登場。
バトルにおいては、オリーヴァが「グリスフィールド」を発動し、ニャオハやキャプテンピカチュウなどをガラルファイヤーからサポートすることも。
第10話
コルサの話とその作品が登場し、コルサは黒いレックウザとの遭遇で何か共鳴したと述べます。
リコはコルサの作品を見て、何か「悲しみ」を感じ取りました。
第11話
巨大オリーヴァが本格的に登場。
以前に落雷による山火事で森が荒れていたため、ロイとリコは最初、オリーヴァを「森で一番の大木」と誤認し、目印にしていました。
オリーヴァがパルデアウパーを傷つける者と誤解されたため襲われますが、治療されたパルデアウパーとモリーの説得で敵意が無いことが分かり、怒りを鎮めました。
第12話
モリーによれば、オリーヴァは弱ったポケモンたちに養分を分け与えて治療していたようです。
森の被害が深刻であったため、リコたちはきのみを集めて「森を作る」ことに決めました。
衰弱していたため「こぼれダネ」を使えなかったが、ヌオーの雨によって回復し、リコのペンダントとの共鳴後、「いにしえのモンスターボール」の中に戻り、ロイが預かることになります。
第16話
リコのペンダントがスピネルに奪われ、ペンダントを探していた際にスピネルの車が通り過ぎたことでボールが共鳴します。
スピネルとブラッキーによってリコたちが危機に陥った際、オリーヴァはボールから飛び出し、リコたちを救いました。
第23話
怒れるガラルファイヤーの前に現れ、「グラスフィールド」でニャオハを強化し、キャプテンピカチュウたちを回復させました。
第32話
ガラルファイヤーと共にラプラスを説得するために現れます。
ポケモンSV アリーヴァの入手方法
オリーヴァは、オリーニョがレベル35に達すると進化して入手できます。
オリーニョは、北3番エリアの東に位置する花畑で出現しますが、出現確率が非常に低いため、出現を促進するために「そうぐうパワー:くさ」を持つサンドイッチを食べておくと良いでしょう。
ガラルファイヤー
ガラルファイヤーは、伝説のポケモン「ファイヤー」の名前を持つ「じゃあくポケモン」で、「空を翔けるポケモン」として知られています。
ガラル鉱山に潜んでおり、右足にいにしえのモンスターボールを掴んでいます。
そのため、黒いレックウザと誤解されることもありますが、ロトム図鑑にはデータがなく、ドットによれば「噂レベル」とされています。
主な登場シーン
「リコとロイの旅立ち」編で登場。
ガラル鉱山で黒いレックウザを見かけたという情報から、その場所へ行くとガラルファイヤーが現れた。
ニャオハやホゲータ、キャプテンピカチュウの前に立ちはだかったのです。
第22話
ガラルファイヤーが初登場し、バトル中のリコたちに襲い掛かります。
開幕から「エアスラッシュ」を放ち、ジルのサイドンとコニアのゴルダックを倒しましたが、ニャオハとホゲータはキャプテンピカチュウによって守られます。
その後、「もえあがるいかり」でリコたちの精神を奪いながら、ニャオハとホゲータに攻撃しますが、ピカチュウの奮闘によりオーラを振り切られ、ピカチュウが集中攻撃で倒されます。
リコたちがトロッコで逃げる中、フリード博士のリザードンと対峙します。
第23話
ガラルファイヤーの怒りは収まらず、オリーヴァにも攻撃を続けます。
リコたちは、ニャオハがふみふみによるアロマセラピーでホゲータとカイデンの喧嘩を制したことを受け、ガラルファイヤーを落ち着かせる作戦を決行します。
フリードのリザードン、キャプテンピカチュウ、ロイのホゲータ、カイデンの援護、そしてオリーヴァのグラスフィールドによって強化された「アロマセラピー付きこのは」で鎮静化。
リコのペンダントと共鳴し、過去の記憶を見せた後、ボールに戻りリコたちと同行することになります。
第32話
ラプラスを説得するためにオリーヴァと共に現れます。
サイズに関する情報
ガラルファイヤーは、ゲームで設定された高さ2.0メートルを大きく上回る体躯を持っています。
リザードン(高さ1.7メートル)を基準にすると、リザードンとほぼ同等の身長であるフリードよりも頭2つ分ほど高いリコの背丈が、ガラルファイヤーの脚の付け根の高さにも及んでいません。
このことから、ガラルファイヤーの高さは4.0メートル近いと推測されます。
一方で、過去の記憶の中ではルシアスより頭2つほど高い程度で、ゲームでの設定に近い高さとなっています。
現代に至るまでに大きく成長したと考えられます。
ポケモンSV ガラルファイヤーの出現場所と入手方法
入手方法
ガラルファイヤーは『ポケモンHOME』を使って過去作から連れてくることができます。
過去作で捕まえたガラルファイヤーをHOME連携で『ポケモンスカーレット・バイオレット(SV)』に移動させましょう。
過去作での入手方法
剣盾: カンムリせつげんのイベントでガラルファイヤーを捕まえることができます。
GO: おさんぽおこうを使用することで低確率で出現しますが、逃走率が高いため、あまり推奨されません。
六英雄ラプラス
六英雄ラプラスは、「海を渡るポケモン」として知られる「のりものポケモン」です。
伝説のポケモンで、25話でその存在が明らかになり、31話から本格的に登場します。
伝説の言い伝え
「白い霧の歌声」として、霧で迷った船を歌で導くという噂があります。
かつてダイアナもその謎を解き明かそうとしました。
霧と食料の強奪
ブレイブアサギ号が海上を進むと、霧の中から突如現れるラプラスが現れます。
最初は霧に迷わせられた船員たちがラプラスに注目している隙に、ラプラスの仲間のポケモンたちがきのみを強奪する海賊じみた行為をしていました。
これは「迷った船を歌で導く」のではなく、実際には船を迷わせていたというものでした。
登場シーン
「テラパゴスのかがやき」編で登場。
しろいきりを発生させフリードたち一行の船から食料を取ることに助力していました。
ラプラスが出す歌声により、海で迷った船を導き助けたともされているのですが、実際は船を迷わせていたのです。
31話の顕現
本格的に姿を現したのは、フリード博士の洞察と戦略によって、ライジングボルテッカーズが再び霧の立ちこめる海域へと向かうことになったときでした。
ラプラスの実際の姿は、目付きが悪く、古傷が目立つ荒々しいもので、一般的なラプラスのイメージとは大きく異なっていました。
また、人間やそのポケモンに対しては険しい表情で強い敵意を示します。
32話の行動
エテボースたちがブレイブアサギ号を襲撃するも、ライジングボルテッカーズとダイアナによって撤退します。
水中のポケモンたちによる迎撃もランドウとヌオーの「なみのり」で回避され、ラプラスは仲間を逃がしてからブレイブアサギ号を「れいとうビーム」で凍らせて立ち去ります。
最終的な和解
31話冒頭で奪い取った食料の空箱によってアジトが突き止められ、リコたちがフリードのリザードンに乗ってアジトへ向かいます。
最初は警戒しますが、リコ、テラパゴス、オリーヴァ、ガラルファイヤーの説得を受け、過去を見せて力を授けることを決意します。
新たな旅立ち
「共にラクアを目指そう」というリコの言葉に、仲間のポケモンたちから背中を押され、いにしえのモンスターボールに入ってリコたちと同行します。
海賊団のポケモンたちは感謝し、ホエルオーが新リーダーとして再出発します。
ポケモンSV ラプラスの出現場所
ラプラスの出現場所は、以下になります。
- ポケモン: ラプラス
- 出現場所: ブルーベリー学園のポーラエリア
バサギリ
バサギリは、「壁を砕くポケモン」として知られる「まさかりポケモン」です。
26話で言及され、かつては、シンオウ地方やヒスイ地方に存在していたとされていますが、現在ではその姿は見られないです。
ポケモンSV バサギリの進化条件と出現場所
バサギリの進化条件
- ストライク: メタルコートを持たせて通信交換で進化
- ハッサム: メタルコートを持たせて通信交換で進化
- バサギリ: ポケモンSVでは進化しない(ヒスイ地方の『レジェンズアルセウス』でのみ進化)
出現場所や入手方法
ストライク
- テーブルシティ周辺
- 南1番エリア
- 南4番エリア
- 南5番エリア
- 南6番エリア
- 西1番エリア川沿い
- カラフシティ周辺
- 西2番エリア川沿い
- 西3番エリア川沿い
- フリッジタウン周辺
- 南3番エリア川沿い
- 南2番エリア
ハッサム
- サバンナエリア
- キャニオンエリア
バサギリ
- キャニオンエリア
- 入手方法: ポケモンホームから連れてくる
エンテイ(エンティ)
エンテイは「大地を走るポケモン」として知られており、その力強さから「かざんポケモン」とも呼ばれています。
ポケモンSV エンテイの出現場所と入手方法
入手方法
- 藍の円盤のエンディングを見る
伝説ポケモンを捕まえるには、まず藍の円盤のエンディング後を迎える必要があります。
- おやつおやじに話しかける
エントランスにいるおやつおやじに話しかけ、ブルレクやサークルミッションの達成報酬として「エンテイのおやつ」をもらいます。
おやつはランダムで提供されることがあります。
- ヒントを元に出現場所へ向かう
おやつおやじからもらったヒントを基に、パルデア地方の東側に向かいます。ハッコウシティから向かうと近いです。
注意事項
- 色違いは出現しない
本作では色違いのエンテイは出現しません。厳選できるのは「個体値」「性格」「オシャボ」のみです。
- 倒しても復活する
エンテイを倒してしまっても、ゲーム内の時間が1日経過すると再び出現し、再戦可能です。
- ポケモンGO産は1度入手しないと転送不可
ポケモンGOから転送する場合、まず本作でエンテイを1度でも入手する必要があります。
今後、六英雄ポケモンはSVに配布される?
アニメ『ポケットモンスター』第8シリーズに登場する「六英雄ポケモン」が、今後ゲーム『ポケモン スカーレット・バイオレット』(SV)に配布される可能性があります。
これまでにも、アニメで登場したポケモンがゲームに連動して配布された事例があります。
例えば、リコのニャオハやロイのホゲータがゲーム内に配布されたことがあります。
六英雄ポケモンもその人気や特別な位置付けから、今後の配布イベントで登場するかもしれません。
各ポケモンが持つユニークな特徴やストーリーの重要性から、ファンの間では期待が高まっています。
公式発表やイベント情報をチェックしながら、今後の動向に注目しておきましょう。
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