
こんにちは、コサツくんです。
会話の中で、つい話を盛ってしまう人と、事実だけを淡々と話す人がいますよね。
この違いには、その人が持っている価値観や対人距離の取り方が深く関係しています。
今回は「話を盛る人と盛らない人の違い」について、人間心理の観点からやさしく解説します。
話を盛る人とは?
話を盛る人とは、事実に少し脚色を加えたり、印象が強くなるように表現を大きくする人のことです。
「面白くしたい」「自分をよく見せたい」「場を盛り上げたい」という動機が多いと言われます。
もちろん悪意があるとは限らず、むしろ本人としては場の空気を良くしたいケースも多いです。
- 相手の反応を強く意識する
話を盛る人は、相手がどう感じるかを敏感に気にしています。そのため、「もっと面白くしたい」「驚かせたい」「空気を盛り上げたい」というサービス精神が働きやすいです。
- 自己価値を高めたい気持ちがある
「すごいと思われたい」「魅力的に見られたい」という願望から、話を盛ってしまうこともあります。劣等感を抱えている人ほど、その傾向は強くなりやすいです。
- 子どもの頃からの癖として残っている
親に褒められたくて話を少し盛った経験が習慣になり、大人になってもそのまま残るケースもあります。
- “その場の空気”をとても大事にしている
盛る人は雰囲気づくりが得意で、社交性も高い傾向があります。沈黙よりも、にぎやかさを好むタイプともいえます。
話を盛らない人とは?
一方、話を盛らない人は、事実そのものを大切にするタイプです。
嘘や誇張が嫌いで、正確な情報をそのまま伝えることが自分の中の基準になっています。
- 誠実さを重視する
「正確さ」「事実」を大切にしているので、脚色することに罪悪感を覚えます。
- 自分をよく見せたい欲が薄い
ありのままの自分で十分だと感じており、必要以上にアピールしようとしません。
- 深く考えてから話す
話を整理してから発言するため、誇張されることが少なくなります。
- 相手に誤解を与えたくない
誤解やトラブルを嫌うため、曖昧な言い方よりも事実を淡々と伝えることを選びます。
話を盛る/盛らないにまつわる体験談
Aさん(話を盛るタイプ)
Aさんは昔から、友人に話す時につい誇張してしまう癖がありました。
「盛らないと面白くないかも…」「もっと笑ってほしい」
という気持ちが強く、気づけば話が少しずつ大きくなってしまうことも。
しかし友人から「そのまま話しても十分面白いよ」と言われてから、少しだけ盛りすぎを控えるようになったそうです。
Bさん(盛らないタイプ)
Bさんは、とにかく正確さを大切にする人。
友達から「もっと盛って話してもいいのに」と言われても、
「嘘ついてるみたいで落ち着かない…」と苦笑いしていました。
でも、周りからは「信頼できる」「話がぶれない」と評価されており、本人はそれを誇りに感じています。
話を盛る人・盛らない人の人間考察
どちらのタイプも、根本には「相手との距離感の取り方」が関係しています。
- 話を盛る人……相手の反応を重視し、距離を近づけようとする
- 盛らない人……自分の価値観を大切にし、誠実さで距離を保とうとする
つまり、どちらが「良い・悪い」という話ではなく、
コミュニケーションのスタイルの違いなのです。
話を盛る人はサービス精神が豊かで、場を明るくする存在。
盛らない人は誠実で、信頼を積み重ねられるタイプ。
それぞれに魅力があり、性格や価値観の表れといえます。


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