——“おごる=愛”? “おごられる=甘え”? その関係性の裏側をやさしく考察します。

こんにちは、コサツくんです。
人との付き合いのなかで、ちょっとした「おごり・おごられ」のやりとりってありますよね。
「出すよ」「ありがとう、じゃあお願い」そんなやりとりがスムーズならいいのですが、なかには“いつもおごりたがる人”や“当たり前のようにおごられたがる人”もいて、ちょっとモヤっとした経験がある人も多いかもしれません。
今回は、そんな「おごる・おごられる」にまつわる心のクセをやさしく見つめてみます。
「おごる人」「おごられる人」ってどんな人?
「おごる」行為も、「おごられる」態度も、一見するとシンプルな“お金のやりとり”に見えます。
でもその背景には、性格や人間関係の距離感、さらには自己肯定感など、いろんな心理が隠れているんです。
おごり・おごられ心理の傾向
おごりたがる人の心理には、こんな傾向があるよ。
- 「ありがとう」と言われたい、認められたい
- 上の立場に立ちたい、主導権を握りたい
- 相手との距離を縮めたい(好意や信頼を示したい)
- お金を使うことで「自分の価値」を感じたい
逆に、おごられたがる人にはこういう心理があるかも。
- 誰かに頼りたい、甘えたい気持ちが強い
- 「お金は出したくないけど人付き合いはしたい」
- 受け身でいたい(責任を負いたくない)
- 自分が劣っていると感じていて対等になりたくない
どちらも、ちょっとした心のクセや、育ってきた環境などが関係していることが多いんです。
それぞれの心理をもう少し詳しく
「おごりたがる人」の深層心理
「いいから出すよ!」とスマートに支払う人。
かっこいいですよね。でも、そこには「人に感謝されたい」「自分が上に立っていたい」という気持ちがあることも。
たとえば、自己肯定感があまり高くない人ほど、「お金を出すことで自分の価値を感じたい」と思うことがあるんです。
また、相手に貸しを作るような感覚でおごる人もいて、後から「この前おごったでしょ?」と、ちょっとした圧力になることも……。
「おごられたがる人」の深層心理
毎回のように「お願いしま〜す」と軽く言う人。
悪気がないように見えても、「自分は払わない前提」でいることに違和感を覚える人も多いかもしれません。
こういう人は「誰かに面倒を見てほしい」という依存傾向があったり、お金に対して不安や罪悪感を持っていたりすることもあります。
「自分に価値がない」と思っている人ほど、「自分に出す価値なんてない」と無意識に思っていたりするんですよね。
ちょっとした違和感が積み重なると…
おごる・おごられるの関係がいつも同じパターンになると、お互いの間に“見えないモヤモヤ”がたまってきます。
「この人って、私が出すの当然だと思ってない?」とか「なんで自分から一度も出そうとしないんだろう」など、小さな違和感が関係をこじらせる原因になることもあるんです。
やさしい付き合い方のヒント
大切なのは、「おごる・おごられる」が“いつもどちらか一方だけ”にならないようにすることです。
おごることがあっても、「ありがとう、次は出させてね」と言える関係。
おごられることがあっても、「ほんと助かったよ、今度はわたしが出すね」と返せるやりとり。
そんな“バランス”がとれていると、お互いに気持ちよく付き合えるようになりますよね。
まとめ
おごる・おごられるって、単なるお金のやりとりじゃなくて、その人の“心の姿勢”がにじみ出る場面なんです。
どちらかが「当たり前」になってしまうと、そこにストレスや誤解が生まれます。
ちょっとした言葉や気づかいで、お金のやりとりも人との関係も、もっとあたたかくできるんじゃないかなって思います。
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