
こんにちは、コサツくんです。
「いやいや、全然大丈夫です!気にしないでくださいね〜!」
そう言ってにこやかに返してくれた人が、翌日から連絡を返さなくなった——。
そんな経験、誰しも一度はあるかもしれません。
あのときの笑顔は嘘だったのか?
それとも、本当に気にしてなかったのか?
いや、実は「怒ってないように見せる」ことに、慣れすぎているだけなのかもしれません。
丁寧すぎる人は、怒りを外に出せない
“やたら丁寧な人”というのは、裏を返せば「自分の本音を出すのが極端に苦手な人」とも言えます。
たとえば、「本当はちょっと傷ついた」「あの対応は正直イラッとした」と感じていても、それを相手にぶつけることができません。
代わりに選ばれるのが「笑顔」や「丁寧な言葉」です。
でも、心のなかにモヤモヤが積もっていけば、いずれどこかで“沈黙”という形で爆発します。
なぜ怒れない?その裏にある心理
怒れない人には、いくつかの背景があります。
- 争いを避けたい(コンフリクト恐怖)
小さな頃から「怒っちゃダメ」と教えられて育った人に多いです。
- いい人でいたい(承認欲求)
他人に嫌われるのが怖い。だから怒らない人=好かれる人、という思い込み。
- 自信のなさ(自己肯定感の低さ)
「自分の気持ちなんて言っても仕方ない」と諦めているパターン。
怒ること自体が悪いのではありません。
怒りは「自分の境界線を守るためのサイン」でもあります。
でもそれを押し込めすぎると、いつしか関係性ごと“フェードアウト”させる選択をしてしまうのです。
怒らない人ほど、静かに去る
本当に怒ってる人ほど、意外と声を荒げたりしません。
「じゃあ、もういいです」
「そういう感じなら、距離を置きます」
そんなふうに、感情の説明すらなく“退出”してしまいます。
だからこそ、“丁寧な言葉”には注意が必要です。
言葉通りに受け取って安心せず、「もしかして何か気に障ったかも?」と察する力も、ときには大切かもしれません。
まとめ:私たちも「丁寧に逃げて」いないか?
誰かに対して、何も言わずに距離を取ったことがある人は多いと思います。
本当は伝えるべきだった。
でも、めんどうだし、波風を立てたくなかった。
だから「いい人のフリ」をして、静かにフェードアウトした。
“やたら丁寧な人”のことを考えるとき、どこかに「かつての自分」もいるのかもしれません。
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