
こんにちは、コサツくんです。
「相談されたのに、全くアドバイスを聞いてくれない…」
こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
一見、矛盾しているようですが、相談してくるのにアドバイスを受け入れない人には、ちゃんとした心理的な理由があります。
今回は、その特徴や背景、そして優しい視点から見た“人間考察”をしていきます。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人とは?
このタイプの人は、相談はするのに、アドバイスはあまり採用しないという特徴があります。
「どうしたらいい?」と聞いてくるのに、結局は自分の考えを優先したり、そもそもアドバイスに耳を傾けない人です。
けれど、この行動は必ずしも“わがまま”や“頑固”というわけではなく、もっと繊細な感情が隠れていることも多いのです。
① 実は“答え”はすでに心の中にある
このタイプに多いのは、すでに自分の中に結論がある状態です。
ただ、
自分の決断が正しいか確かめたい
誰かに背中を押してほしい
共感だけもらいたい
といった気持ちから、相談という形を取っています。
② アドバイスされると「否定された」と感じる
アドバイスのつもりでも、本人にとっては
「自分の考えを否定された」
「自分は間違っていたと言われた気がする」
と受け取る人もいます。
特に自己肯定感が低い人ほどこの傾向が強くなります。
③ 感情を共有したいだけのことも多い
「アドバイスがほしい」のではなく、
気持ちを聞いてほしいだけ
というケースはとても多いです。
アドバイスよりも共感の方が欲しかった、ということですね。
④ 変わることが怖い
アドバイスというのは、ある意味“行動の提案”です。
しかし、人によっては変化に恐怖を感じます。
そのため、アドバイスを聞くことはハードルが高いのです。
⑤ 自分のペースを大事にしている
アドバイスは参考にはするものの、
最終的に自分のペースやタイミングで動きたいタイプの人もいます。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人の体験談
Aさん(20代女性の場合)
Aさんは友達によく相談するものの、
「でもさ…」
「それはちょっと…」
と、どんなアドバイスに対しても否定的でした。
しかし本音では、
“ただ話を聞いてほしいだけ”
だったとのこと。
アドバイスを言われると、どこか責められているような気持ちになり、つい受け入れづらくなるそうです。
Bさん(30代男性の場合)
Bさんは仕事の悩みを同僚に相談するものの、
結局は自分の考えどおりに行動するタイプ。
同僚から
「じゃあなんで相談してくるの?」
と言われてしまったことも。
本人いわく、
「自分の考えに自信がなくて、誰かの意見を聞いてみたいだけ」
だったそうです。
アドバイスを否定したいのではなく、
“意見の確認作業”として相談していたようです。
相談してくるのにアドバイスを聞かない人の人間考察
このタイプの人は、
自分の気持ちと他人の意見の間で揺れている、とても繊細な心を持っている
ことが多いように感じます。
誰かに理解してほしい
一人では抱えきれない
けれど、自分の価値観は手放したくない
このバランスをどう取るかで、
「相談するけどアドバイスは聞かない」という行動につながります。
そして多くの場合、
彼らが本当に望んでいるのは“共感”や“寄り添い”です。
だから、もし身近にこういう人がいても、
「どうして聞かないの?」と責めるのではなく、
「この人は、安心したかったんだな」と受け止めてあげると、
関係が楽になります。

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