〜本当に欲しいのは、モノ?それとも安心感?〜

こんにちは、コサツくんです。
必要でもないのに、ついブランド物を買ってしまう。
誰かと比べて、無理して新しいものを手に入れたくなる。
それってもしかしたら「見栄消費」かもしれません。
今回は、“見栄でお金を使ってしまう心理”について、やさしくひも解いていきますね。
見栄消費とは?
「見栄消費(みえしょうひ)」とは、
本当は必要じゃないのに「すごく見せたい」「よく見られたい」などの気持ちから、モノやサービスを買ってしまうことをいいます。
たとえばこんな行動、思い当たりませんか?
- SNSにアップするために、高級レストランに行く
- 友達と会うたびに、服を新しくしてしまう
- 「負けたくない」という気持ちで買い物する
- 自分の経済状況以上の買い物を繰り返す
それは、自分の価値を「持ち物」や「見た目」で補おうとする、心のクセなのかもしれません。
見栄消費をしてしまう心理は?
見栄消費の背景には、こんな心理がかくれていることがあります。
- 自己肯定感の低さ
→「ありのままの自分じゃダメ」と感じていると、外側を飾ることで自信を得ようとします。
- 承認欲求が強い
→「すごいね」「おしゃれ!」など、他人の反応がモチベーションになりやすい傾向です。
- 比較グセがある
→「あの人より上に見られたい」「負けたくない」という気持ちが、つい財布のひもをゆるめさせてしまいます。
- 孤独や不安の穴埋め
→モノを買うことで、心の空白を埋めようとするケースもあります。
なぜ“止まらない”のか?
見栄消費の怖いところは、「満足が長続きしない」ところです。
たとえ高いものを手に入れても、時間が経つとまた不安になってしまったり、
周囲と比べるクセが治らないと、「もっとすごくないとダメ」と思ってしまったりします。
つまり、“自分の価値を外側で補おうとするかぎり、終わりがない”んですね。
じゃあ、どうしたらいいの?
まず、「見栄を張ってしまう自分」を責めすぎないでください。
それだけ、誰かに認められたかったり、自信を持ちたいという気持ちが強いということです。
とても自然な感情なんですよね。
その上で、こんなことを意識してみると、少しずつ変わっていけるかもしれません。
- 本当に欲しいものか、自分に問いかける習慣を
→「それは“誰のために”欲しいの?」と、そっと自分に聞いてみましょう。
- 他人と比べない“満たし方”を見つける
→散歩、日記、趣味、友達とのゆるい会話…外側じゃなく“内側”からの満足も、ちゃんと育ててあげましょう。
- 「ありのままでも大丈夫」と思える経験を少しずつ
→背伸びせずに過ごせた時間を、小さく記録してみてください。自分らしさに気づく、ヒントになるはずです。
まとめ
見栄消費をしてしまう背景には、
“自分を守りたい”とか、“もっと認められたい”という、やさしい気持ちがあるんですよね。
だからこそ、見栄を手放していくには、
「もっと本音の自分を大事にする」ことが大切なんだと思います。
モノじゃなくて、気持ちが満たされる時間を、すこしだけ意識してみてください。
ほんの少しでも、自分を安心させられるようになってくると、
「もう無理して買わなくていいかも」って、ふと思える日が来るかもしれませんよ。
コメント