
こんにちはコサツくんです。
「ありがとう」は人間関係を円滑にする魔法の言葉です。
ですが、中には必要以上に「ありがとう」を連発する人もいます。
そこには礼儀や感謝だけでなく、複雑な心理が隠れているのです。
今回は「ありがとうを言いすぎる人」の心理や特徴について、やさしく紹介します。
「ありがとうを言いすぎる人」とは?
私たちのまわりには、やたらと「ありがとう」を口にする人がいます。
例えば…
- 飲み会でグラスを少し動かしてくれただけで「ありがとう!」
- 電話の最後に必ず「ありがとう!」
- メールの文末にも毎回「ありがとうございます!」
もちろん、感謝を伝えること自体は素敵なことです。
ただ、あまりに多すぎると「本当に感謝しているのかな?」とか「なんだか形式的だな」と思われることもあります。
つまり「ありがとうを言いすぎる人」とは、感謝以上に“人間関係を円滑にするための道具”として言葉を使っている人なんです。
「ありがとうを言いすぎる人」の心理は?
- 相手に嫌われたくないという不安
- 自分の立場を守るための自己防衛
- 人間関係を良好に保ちたい気持ち
- 本音を隠すための社交辞令としての感謝
- 相手に恩を売りたい、優位に立ちたい気持ち
- 習慣化して無意識に言ってしまうクセ
相手に嫌われたくないという不安
「ありがとう」を言いすぎる人は、心のどこかで「嫌われたくない」という不安を抱えています。
感謝を繰り返すことで「私は良い人なんですよ」と無意識にアピールしているんです。
自己防衛としての「ありがとう」
本当は納得していないことや、不満を感じていることでも「ありがとう」と言ってしまう人がいます。
これは波風を立てないための自己防衛です。
対立を避けたい、衝突したくない気持ちが働いているんですね。
人間関係を良好に保ちたい
「ありがとうを言っておけば、きっと関係は良くなる」という考えから、多用する人もいます。
本人に悪気はなく、むしろ「場を和ませたい」という気持ちが強いタイプです。
本音を隠すための社交辞令
時には「ありがとう」が、本心を隠すためのカバーに使われることもあります。
内心では迷惑に思っていても、口では「ありがとう」と言っておく。
表面的な関係を保つための言葉なんです。
相手に恩を売りたい心理
「ありがとう」を重ねることで「こんなに感謝しているんだから、あなたも自分を大切にしてね」というメッセージを込める人もいます。
これは相手に無意識に借りを作らせるような形で、自分を守る心理でもあるんです。
無意識のクセ
単純に「ありがとう」を言い慣れている人もいます。
親や周囲の環境で小さいころから「ありがとうは必ず言うべき」と育てられた結果、条件反射のように口から出る人も少なくありません。
「ありがとうを言いすぎる人」の体験談
コテツ君が前に働いていた職場に、まさにそういう同僚がいました。
コピーを取ってあげると「ありがとうございます!」
席を譲ると「ありがとうございます!」
打ち合わせの後には「今日はありがとうございました!」
最初は「丁寧で感じがいい人だな」と思っていたんですが、次第に「いつも同じ言葉を繰り返しているだけで、本当にそう思っているのかな?」と疑問を感じるようになりました。
むしろ「ありがとう」が軽く聞こえてしまって、本来の重みがなくなってしまったんです。
感謝の言葉って大事だからこそ、言いすぎると逆効果になることもあるんだなと気づきました。
「ありがとうを言いすぎる人」の人間考察
「ありがとうを言いすぎる人」は、人間関係を大事にする人です。
優しいし、配慮もある。ただし、不安や自己防衛の気持ちが強すぎて、つい言葉の数でカバーしようとしてしまうんです。
でも、人は“言葉の回数”よりも“言葉の温度”を求めています。
何回も「ありがとう」と言うよりも、一度でいいから心を込めて言ったほうが相手の心には届きます。
コテツ君は、「ありがとう」は節約する言葉じゃないけど、心を込めて使う言葉だと思っています。
だから、たくさん言うよりも「ここぞ」という時にしっかり伝える方が、人間関係はもっと温かくなるんじゃないかなって感じています。
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