
こんにちは、コサツくんです。
コンビニで「○○ペイで、ポイントもお願いします」、
ファミレスで「このクーポン使えますか?」、
通販では「〇%オフセールまで待とうかな」──
今や「お得」は日常の一部ですが、それに異常なまでに執着する人、あなたの周りにもいませんか?
ポイント、クーポン、割引。
これらを“ゲームのように”駆使する人たちは、何を求めているのでしょうか?
今回は、その裏にある「人間の欲求」をこっそり覗いてみましょう。
本当に“お得”が目的なのか?
一見「節約したいから」に見えるこの行動。
でも実際は、それだけじゃないケースが多いんです。
たとえば、50円の割引のために1時間調べ物をする──。
これって、“金額以上の見返り”を心の中で得ていませんか?
実は「自分をコントロールできている快感」
クーポンやポイントは、“損せずに得をした”という錯覚をくれます。
それは同時に、「自分は賢く立ち回れている」という自己肯定感にもつながります。
- 今日もポイントで得した!
- セールに合わせて買った私は偉い!
この「小さな勝利感」を日々積み重ねることで、自己価値を感じたいのです。
“不安”の裏返しでもある
クーポン依存の人ほど、将来への不安が強いとも言われています。
- 今、損したくない
- 将来、困るかもしれない
- だから今のうちに節約しておこう
こうした心理が、目先の「数十円の得」に過剰に反応させるのです。
他人より「うまくやってる自分」が好き
クーポンやポイントを活用する人の中には、「私は人より賢い」と思いたい人もいます。
いわばこれは、見えないマウント。
- 「これ、私クーポンで300円安くなったんだよ」
- 「それ、もっと安く買えるとこ知ってるよ?」
こうした“得情報のシェア”には、知識マウンティングの側面もあったりします。
無意識の「ゲーム感覚」がクセになる
ポイントの貯まり具合やランクの昇格、毎日ログインボーナス──
これらにはゲーム設計に似た報酬システムがあります。
つまり、「節約」というより「プレイしてる」のです。
- 貯まる
- 増える
- 得点がつく
こういった要素が、達成感中毒を生みやすくなっています。
では、どこからが“やりすぎ”なのか?
「使えるものは使えばいいじゃん」と思うかもしれません。
でも以下のような兆候が出てきたら、ちょっと危険。
クーポンのために無駄な買い物をしてしまう
割引に固執して、逆にストレスになっている
他人の“普通の買い方”を見下すようになる
こうなると、それはもう“節約”ではなく強迫観念の一種かもしれません。
最後に:得することが“目的”になってない?
本来、クーポンやポイントは「目的を達成するための手段」です。
でもそれ自体が目的化してしまうと、
- 安く買えたことが大事
- 使わないと損した気がする
──という思考に陥りやすくなります。
時には「定価で買って気持ちよく使う」ことにも価値を見いだせる、
そんな“心の贅沢”ができる人になれたらいいですね。
🧠 「損したくない」より、「今を楽しみたい」で生きてみる。
得にこだわりすぎる日々は、
本当の“豊かさ”から遠ざかっているのかもしれません。
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